ここではPythonにおける制御構文、「if構文」について使用方法を解説しています。
この記事の対象
if構文の型
#if構文の型
if 条件式:
#真(True)の場合の処理
else:
#偽(False)の場合の処理
if構文には条件式が必要です。これは「=」「<」「>」「!」の比較演算子を用いることで条件式を記述します。
比較演算子
演算子 | 内容 |
x == y | xとyが等しい |
x != y | xとyが等しくない |
x > y | xがyより大きい |
x >= y | xがyと等しいかそれ以上 |
x < y | xがyより小さい |
x <= y | xがyと等しいかそれ以下 |
if構文の使用例
#if構文の使用例
a = int(input("2を入力して下さい。"))
if a == 2:
print("2です。")
else:
print("違います。")
「2」を入力すると条件式に当てはまり、「2です。」と出力されます。それ以外の数値を入力すると「違います。」と出力されます。
if構文の単文での使用例
a = int(input("2を入力して下さい。"))
if a == 2:
print("2です。")
if構文において、真のときだけ処理を行いたいときは、else構文を省略できます。例えば上記の場合、2以外を入力したらプログラムが終了するだけです。
論理演算を用いた使用例
どちらかが満たしたら(or)
a = int(input("2か4を入力して下さい。"))
if (a == 2) or (a == 4):
print("期待した結果です。")
「AまたはBの時だけ」処理を行いたい場合に使用するのが「or」になります。
両方が満たしたら(and)
a = int(input("2を入力して下さい。"))
b = int(input("4を入力して下さい。"))
if (a == 2) and (b == 4):
print("期待した結果です。")
「AとBの両方が満たした時だけ」処理を行いたい場合に使用するのが「and」になります。
真ならば偽、偽ならば真(not)
a = int(input("2以外を入力して下さい。"))
if not (a == 2):
print("期待した結果です。")
「Aが真ならば偽(偽ならば真)の時だけ」処理を行いたい場合に使用するのが「not」になります。