ここでは、Pythonにおける「Set型」について解説しています。
Set型は順序を持たず、要素の追加や削除、重複の削除に適しています。
この記事の対象
Setとは?
変数名 = {数値("文字")1,数値("文字")2,....,}
List型と違う点は、Set型は「{}」波括弧を使うこと、重複する値を使用できないことです。逆にSet型では演算子を用いた演算操作が可能です。
演算
項目 | 内容 |
– | 集合同士の差分を求められます。 |
| | 集合同士の要素を結合できます。 |
& | 共通要素を取り出せます。 |
in | 要素が集合に含まれているか判定できます。 |
<= | 部分集合かどうか判定できます。 |
Set型を用いた使用例
Set型の演算
test = {"python","C","java"}
test1 = {"python","C#","javascript"}
print(test - test1)
print(test & test1)
print(test | test1)
上記のように、集合同士の演算が可能です。
結果
{'C', 'java'}
{'python'}
{'python', 'C#', 'javascript', 'java', 'C'}
要素の追加
fruits = {'apple', 'banana', 'orange'}
print(fruits)
# 要素の追加
fruits.add('grape')
print(fruits)
要素の追加には「.add」を用いることで簡単に追加できます。
結果
{'banana', 'apple', 'orange'}
{'banana', 'grape', 'apple', 'orange'}
List型の要素から重複を削除
numbers = [1, 2, 2, 3, 3, 3, 4, 4, 4, 4, 5, 5]
set_num = set(numbers)
print(set_num)
List型の要素から重複している要素を削除したい場合はsetを用いることで簡単に削除可能です。
結果
{1, 2, 3, 4, 5}