Pythonをより便利に使用する方法に「Package」というものがあります。ここではPythonにおける「Package」の取り扱い方について解説しています。
Packageとは
Packageとは複数のModuleを組合せたものを指します。Packageは有志により様々なものが公開されています。大体のPackageは「PyPI」というサイトに登録されています。
Packageのインストール
#Packageのインストール
$ pip install Package名
「pip」コマンドでインストールしておかなければ、Packageは利用できません。Packageをインストールしたら「import Package名」と記述することで利用できます。
複数のPackageをまとめてインストールすることも可能です。
$ pip install Package名1 Package名2 ...
半角スペースで区切ることで複数インストールが可能です。
Packageの削除
#Packageの削除
$ pip uninstall Package名
削除したい場合は、インストールを「uninstall」に変更するだけです。
便利なPackage一覧
以下では、便利なPackage(≒ライブラリ)を挙げています。pipで簡単にインストールできます。参考になれば幸いです。
ファイル操作
項目 | 内容 |
openpyxl | Excel操作を行えるライブラリ |
python-pptx | PowerPoint操作を行えるライブラリ |
python-docx | Word操作を行えるライブラリ |
画像操作
項目 | 内容 |
pillow | 画像処理ライブラリ |
opencv-python | 物体認識や顔認識などが得意な画像処理ライブラリ |
qrcode | QRコードの生成ライブラリ |
Packageを用いた使用例
#Packageを用いた使用例
import openpyxl
file_name= input("File名を入力して下さい.xlsx")
with open(file_name,mode ="w") as t:
t.write("test.\n")
print("*****END*****")
「Excel」を操作する「openpyxl」をimportで呼び出して任意のFile名を入力してその中に「test」と書き込むプログラムです。
上記のプログラムは一例です。Packageを使用する前はインストールされていることを確認してから動かしましょう。
その他、Packageを用いた使用例
項目 | 内容 |
tqdmを用いたプログレスバーでの進捗状況の可視化 | プログラムを実行しているとき、進捗状況が気になる場合があると思います。「tqdm」を用いることで可視化できます。リンク先では、「tqdm」の使用方法について解説しています。 |
qrcodeを用いたサイトのQRコード作成 | リンク先では、「qrcode」を用いたサイトのQRコード作成方法について解説しています。 |
pandas_datareaderを用いた株価取得方法 | リンク先では、「pandas-datareader」を用いた株価の取得方法について解説しています。 |
icrawlerを用いて画像を一括でスクレイピングする方法 | リンク先では「icrawler」を用いた画像を一括でスクレイピングする方法について解説しています。 |