ここではNumPyにおけるzeros,zeros_likeを用いた0要素の配列を作成する方法について解説しています。
この記事の対象
「numpy.zeros」の型
numpy.zeros(shape)
「numpy.zeros()」の基本的な使用方法は引数にint型の数値を指定するかタプルで指定することで、0要素の配列を作成できます。
使用例
1次の0要素配列作成
import numpy as np
x = np.zeros(5)
引数を5に指定しています。
[0. 0. 0. 0. 0.]
n次の0要素配列作成
import numpy as np
x = np.zeros((3,3))
引数に(3,3)を指定しています。
[[0. 0. 0.]
[0. 0. 0.]
[0. 0. 0.]]
「numpy.zeros_like」の型
numpy.zeros_like(a)
「numpy.zeros_like()」の型は要素数をコピーしたい配列を引数にします。
使用例
x = np.arange(6)
x = x.reshape((2, 3))
np.zeros_like(x)
ここでは予め0~5の数値で2×3の要素を作成しておきます。
[[0 1 2]
[3 4 5]]
これと同じ要素数の0配列を「np.zeros_like」で作成します。
[[0 0 0]
[0 0 0]]
同じ要素数の0配列が作成できました。
手っ取り早く、初期化したい場合に「np.zeros_like」は便利です。